ビジネスの成功

成功したビジネスモデルの紹介

予算の達成状況に一喜一憂

私は、システムの販売に20年ほど携わっていましたが、後半の10年は常に売り上げが人より良く、良い思いをしました。
私がシステムを販売していた時代は、まさにオフィスコンピュータの全盛期で各社、色々な手段で販売に力を入れていた時代です。
新しい商品が投入されると、そのメーカーの売り上げが伸び、そうでないメーカーは低迷する、何処か商品の性能が即販売に影響する。
そんな中での販売ですから、はじめはやはり沢山販売することが難しく、毎期の予算達成状況は達成したり、未達だったりで非常に神経を消耗させていました。
この予算の達成状況で、サラリーマンとしての評価をされ、収入も決まってしまうからです。

目標達成のために考えた事

このような状況は、私だけでなく同僚や、他社の競合企業の仲間もたぶん同じような状況だったと思います。
これでは自分の力が出せないと思いいつも目標が達成できるよい方法はないかと常に考えていました。
そしてこの方法で実施してみたいと、考えたのが業界の売り上げトップの企業に購入してもらいそれをその業界に横展開できないかとの方法です。
しかし、どんな業界もトップの企業にコンピュータシステムを購入してもらうのは並大抵ではできないのです。
そこでここでも頭を切り替えたのは、無料でシステムを購入してもらう方法でした。
無料でシステムが導入出来るなら、振り向いてくれる企業もあろうと思ったのです。

問題の発生と解決

しかしここでもまた、問題がありました。
無料でシステムを導入してもらためには、自分の上司の許可が必要ですが、これがなかなか承諾もらえずに、販売する前の段階で、とん挫しそうになったのです。
そこで、トップに自分の計画を手紙でしらせ、やっとのことでトップの英断で1社だけモデルで実施していいと許可が出たのです。
そこで、ある業界のトップ企業に、システムを無料で提供する代わりにそのシステムを、同業者に宣伝としてその企業の名前とシステムの良さを宣伝に使わせてほしいと交渉したのです。
はじめはあまり信じなかったその企業も、自社のトップもあいさつに行くとようやく信用してくれてシステムの無料の提供が決まりました。
このようにして、約束のシステムを導入させてもらい、完成された時点からその業種の企業に販売を開始しました。
最初はあまり、信用しなかった各企業も、問い合わせをしたり、業界の集まりなどで、我々の導入したシステムの評判を聞いて、
少しずつ、わが社のシステムの導入を検討しはじめてくれるようになり3年後くらいには、PRしなくても相手企業から商談の話が舞い込むようになりました。

このような状態になってからは私は、毎期予算が達成できるようになり、自分も満足できました。
ですが会社としても、売り上げが伸びて最初にこの販売方法で、英断をしてくれたトップにも、大変感謝されるまでになりました。