社員にやる気を持たせることで成功したビジネスの例

社員にやる気を持たせることで成功したビジネスの例

透明な給与システム

会社組織に画期的なシステムを導入して成功したビジネスを紹介します。
そこはメガネを販売する会社で、この会社のメガネは安くてサービスがいいということで人気が出て有名になり、業績を飛躍的に伸ばしていくことに成功しました。
その会社が導入したシステムが画期的なものです。
その導入したシステムというのが、透明な給与システムです。
社員一人一人の給与は全員に対して公開されており、社長であっても平社員であっても全員の給与をだれでも閲覧することができます。
この情報の透明性がこの会社の急成長の原因といっています。

給与に異議を申し立てられるシステム

この会社はこのシステムを利用してさまざまなことをしています。
それが社員のやる気を引き出し、業績を急成長させるに至っているのです。
その一つが自分の給与に対して異議を申し立てられるシステムです。
社員の給与が全部公開されているため、自分の給与について不満がある場合には公開の場で異議を申し立てることができるのです。
異議を申し立てると、社員全員による投票により採決がなされます。
これは多数決で決定されます。
つまり、上司が評価して暫定的な給与を決めるのですが、その給与に不満がある場合は異議を申し立てることができて、その採決は上司ではなく社員全員の投票により決定するというわけです。
ですから、上司による評価の不公平感がなくなってくるのです。
社長や上司の個人的判断によらないため不公平感がでてこないというわけです。
社員の過半数の合意が得られるということは、自分の異議を過半数の人が認めたということですから、それについて文句をいう人も少ないということです。

特徴的な人事制度

この会社は人事制度についても特徴があります。
これについても、上記の透明性というものとからんでいます。
この会社はなんと社長や店長といった役職が持ち回り制になっているのです。
つまり社長や店長というものがそれほどの権力のないもので、単なる名前だけのものになっており、人事などの権力を持っている人事部の女性6人で全ての人事が管理されているのです。
つまり、社長であっても店長であっても人事を決定することができないのです。
社長であっても、この6人の人事の決定に口を出すことはできません。
そして、全ての個人が人事についても給与の時と同様に異議を申し立てることが出来ます。
そして、人事の異議に対しても社員全員の多数決によって判決が決定します。
上司や社長というものの権力をできるだけなくして、会社の情報を透明化していき、そしてその情報を社員全員が共有し、社員の意識を高めていく事で、この会社は成長をしているといってもいいでしょう。
この会社の創業者はなんと月給16万円で今も働いているとのことですが、何も問題はないといっています。
自分は年齢もいっていて、今の自分の働きはそんなものだと言っています。
この考え方に共感する多くの社員がここで働いて成果をだしているのです。

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